希代の世替わりを歩んだ島のアメリカ世への変換

琉球政府の時代
希代の世替わりを歩んだ島のアメリカ世への変換

日本の最西端に位置し、多くの島々からなる沖縄。かつては琉球国という独立した国を形成し、日本とは違う道を歩んでいました。その後、外からの力によって統治の主体が替わる「世替わり」を幾度も経験してきました。

琉球国は、それまで沖縄本島にあった「三山」という3つの小国が統一され、1429年(諸説有)に成立します。そして1609年に薩摩藩島津軍の侵攻を受けて江戸幕府の幕藩体制下に置かれ、1872年には明治政府により琉球藩、7年後の1879年には沖縄県が設置されました。これによって約450年続いた琉球国は消滅し、日本の1県として歩み始めます。

それから60年余りを経過した後、日本は太平洋戦争に突入します。1945年にアメリカ軍が沖縄に上陸して占領し、沖縄を日本から切り離したことで、「アメリカ世」と言われるアメリカ統治の時代が始まります。

希代の世替わりを歩んだ島のアメリカ世への変換
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