1950年(昭和25年)4月
琉球復興金融基金(復金)が設立される

 

1950年4月、琉球復興金融基金(復金)が設立されました。

 

軍政府布令第4号「Establishment of the Ryukyus Reconstruction Finance Fund」に基づくもので、琉球列島の経済復興のために重要な商工業施設や住宅の建設に対し、長期にわたる財政的援助を行うことを目的としていました。

 

『守礼の光』1959年9月号の「琉球産業を伸ばす道 琉球復興金融基金について」は、同基金を取り上げた記事です。

 

琉球復興金融基金は、「琉球の人たちにとって長期の借入れができる一番大きな資金源」であり、「長期低利という好条件」がそろっているとして、「もしどなたでも―実業人であろうと、ただの個人であろうと―正当な復金融資申請書を用意して琉球銀行の本支店へ行かれるなら、親切に相談にのってもらえることはまちがいありません」と記されています。

守礼の光 1959年09月

 

琉球復興金融基金(復金)は琉球開発金融公社の設立によって解消されました。

 

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