毎月第1日曜は「家庭の日」です

『雑書』琉球政府主税局総務課(R00010657B)

主税局総務課「庶務に関する書類」から、沖縄青少年育成県民会議による「家庭の日」の普及運動に関する文書を紹介します。

『雑書』(R00010657B)に綴られた「青少年育成県民会議のしおり 1969」によると、戦後、全国的に青少年の非行が増加して社会問題となるなか、積極的に青少年育成運動を展開しようと、本土では1966年に青少年育成国民会議が発足しました。

沖縄でも1968年1月、沖縄青少年育成県民会議が結成されました。

青少年の健全育成のために重視されたのが家庭教育です。

毎月第1日曜を「家庭の日」として普及させるためのチラシには、「家庭はお互いの生活の基盤であり、子どもを育てる大切な場です、家族みんなが気をあわして、暖かい心をもって明るく、楽しい場にいたしましょう」とあります。

また、「家族そろって夕食をともにする」、「家庭から離れている家族へ便りを」など、家庭の日の過ごし方がイラスト付きで提案されています。

 

【関連記事】資料紹介 > 検挙・補導された青少年が戦後最悪の数値に

上に戻る