政府広報の住民への浸透度は?

主税局総務課「庶務に関する書類」から、琉球政府が住民に対して行った広報の効果測定に関する文書を紹介します。

『雑書』(R00010657B)に綴られている「1969年度広報効果の測定について」は、「政府施策の県民への周知浸透を、出版物、ラジオ、テレビ等の広報媒体を通じて行っているが、どのような浸透効果があるかを知るとともに、今後の広報活動をより効果的に行なう資料を得るため」、1969年6月に実施した広報効果測定に関する文書です。

測定事項は、琉球政府の広報誌『沖縄のあゆみ』、ラジオ放送「政府の窓」、テレビ放送「政府の窓」、その他政府に対する要望事項の4つで、対象は、全市町村の選挙人名簿から300人、行政モニター37人、『沖縄のあゆみ』配布簿から63人の計400人、回答数は129(33%)でした。

この調査では、広報誌『沖縄のあゆみ』が発行されていることを知っていたのは129人のうち92人(71%)、ラジオ放送「政府の窓」の聴取状況は、朝が34%、昼が25%、晩が41%などの結果が出ています。

また、琉球政府の施策についてとくに力を入れてほしい事項として、「町と地方の文化、経済の水準をできるだけ同じようにしてもらいたい」(北部地区)、「車の税金が高すぎるので、やすくしてほしい」(中部地区)などの声があったことが記されています。

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