平均寿命は先進国家なみ~第1回「琉球生命表」

企画局統計庁の「生命表の作成に関する書類」から、「琉球生命表」を紹介します。

『琉球生命表 第1回1959年3月』R00009557B)には、1959年3月に発表された第1回「琉球生命表」に関する文書が綴られています。生命表とは、特定の年齢層や性別に対する死亡率や平均余命を示すものです。この簿冊によると、戦前の日本では国勢調査を行った年度(5年ごと)に生命表が作成され、沖縄も本土と同水準にありましたが、戦後、日本から分離されて米国統治下におかれたことで日本とは著しい差が生じたため、沖縄独自の「琉球生命表」を作成することになりました。

1920年から55年までの平均寿命の伸び方をみると、「男女とも約20才も平均寿命が伸びたことになり実に驚異的な伸長ぶり」で、「人生50年」を「人生70年」と言い直すべきだと記されています。

また、平均寿命が伸びた要因として、食生活の著しい改善や生活環境の整備、医学の進歩と公衆衛生知識の発達などが挙げられています。

平均寿命の国際比較をみると、男子は66.41才で9位(日本は64.7歳で15位)、女子は72.54才で6位(日本は69.4歳で16位)と男女ともに日本を上回ってトップ10にランクインしており、「琉球は先進国家なみでありほこってもよい」と記されています。

 

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