琉球政府立法院が「2.1決議」を可決する

 

1962年2月1日、琉球政府立法院は、「あらゆる形の植民地主義をすみやかに、かつ無条件に終止させる」ことを求めた国連の植民地解放宣言を引用して、「沖縄に対する日本の主権がすみやかに完全に回復される」ことを求める「施政権返還に関する要請決議」を可決しました。

 

琉球政府立法院は、それまでもたびたび施政権返還を要請する決議を行ってきましたが、通称「2.1決議」と呼ばれるこの決議は、「日本領土内で住民の意思に反して不当な支配がなされている」ことについて国連加盟諸国に注意を喚起し、また日本本土においても沖縄問題を再認識させたという点で、沖縄返還運動に大きな影響を与えました。

  『日本政府衆参両院への陳情要請書 1962年』(R00156478B)

 

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