アイゼンハワー米大統領が年頭教書で沖縄基地の無期限保有を明言する
1954年1月7日、アイゼンハワー米大統領が年頭一般教書で沖縄基地の無期限保有を明言しました。
『情報』第7号では、このアイゼンハワー大統領の声明を受けて、オグデン民政副長官が、日本復帰運動の停止を勧告したことが報じられています。そこでは、アイゼンハワー米大統領が声明を発した以上、「復帰運動を継続することは、精力の浪費であることは明らかであり、この精力は琉球の繫栄と安定のために使用するのが得策」とあります。
また、アイゼンハワー大統領やオグデン民政副長官らの声明に関する、琉球政府の比嘉主席の発言も掲載されています。「沖縄の実情を再認識し復興に総勢力態勢を確立せよ」という見出しで報じられたその発言は、「アメリカは、偉大な構想のもとに、この沖縄を考慮していることを、吾々は再認識し、郷土復興の大業完成の目標に向って挺身するよう住民各位の一層の努力を切望するものである」と結ばれています。
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『情報 1952年12月以降』(R00085423B) |