国勢調査が実施される
1970年10月、国勢調査が実施されました。
日本復帰前の米国統治下における国勢調査は、それまで1950年、1955年(臨時)、1960年、1965年(臨時)と4回実施されており、この1970年の調査が、5回目にして最後のものとなりました。
琉球政府の統計庁による1970年国勢調査の広報用パンフレット原稿では、「1945年、本土から施政権が分離されて以来、第4回目までは琉球政府独自で国勢調査を実施」してきましたが、「今回の調査は、本土復帰にさきがけ、本土と一体的に実施」することになったと記されています。
また、琉球政府が定めた統計法にもとづいて、調査の実施者は行政主席、事務を担当するのは琉球政府の統計庁ですが、集計は総理府統計局で行われるとも記されています。 |
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『弘報に関する書類 国勢調査関係 1970年』(R00009568B) |