1945年(昭和20年)3月
米軍が上陸、沖縄戦がはじまる

米軍は、1945年3月26日に慶良間諸島、次いで4月1日には沖縄本島に上陸し、沖縄戦がはじまりました。
沖縄上陸と同時に、米軍は日本の権限停止と占領の開始を告げる布告を公布しました。
この布告は、「米国太平洋艦隊及び太平洋区域司令長官兼南西諸島及其近海軍政府総長」の肩書をもつC・W・ニミッツの名で発せられたため、「ニミッツ布告」と呼ばれています。

 

海軍軍政府布告第1号「権限の停止」『海軍軍政府布告/Navy Military Government Proclamation 第001号』(RDAP000031)

 

1945年(昭和20年)8月
沖縄諮詢会が設置される

 

1945年8月、米軍は各収容所から住民代表を集め、米軍政府の諮問機関である沖縄諮詢会を設置しました。委員長には志喜屋孝信が選ばれました。

 

右は、沖縄諮詢会の会議録です。諮詢会委員による各地区の視察報告、軍民連絡会議における地方行政機構構想、中央執行機構構想などが記されています。

 

沖縄諮詢会は、1946年4月の沖縄民政府の設立にともなって解消されました。

 

『会議録  2 沖縄諮詢会 1945年08月-12月』 (0000072000)

 

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沖縄県公文書館 > あの日の沖縄 > 1945年8月20日「沖縄諮詢会」発足

 

1945年(昭和20年)9月
戦後初の市議会議員選挙が実施される

 

1945年9月20日、戦後初の市議会議員選挙が実施されました。

 

米軍政府と沖縄諮詢会が定めた「地方行政緊急措置要綱」に基くもので、25歳以上の男女に選挙権が与えられました。本土よりも早く、女性の参政権が認められた選挙となりました。

 

選挙の翌日の沖縄諮詢会の会議録に、選挙の視察報告があります。「重病人」を担架に乗せて行った、「女子も元気よく投票していた」、「投票所は活気を呈していた」などと記されています。

『会議録  1 其の2 沖縄諮詢会 1945年8月30日~9月29日』R00160112B)

 

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