第1回中頭郡青年エイサー大会

文教局 管理部義務教育課のシリーズ「社会教育に関する書類」から、第1回中頭郡青年エイサー大会に関する文書を紹介します。

公文書 1971年度 受信 中部連合区社会教育関係』(R00163683B)には、婦人会や青年団、公民館の活動や青少年教育などに関する各種文書が綴られています。

そのなかに、「第1回中頭郡青年エイサー大会開催要項」があります。

期日は1970年8月30日、場所はコザ市営陸上競技場で、主催は中頭郡青年団協議会、後援には中部連合区教育委員会、中部振興会、沖縄タイムス、琉球放送、コザ市商工会などが名を連ねています。

大会の趣旨は、次のように記されています。

「沖縄各地で行われているエイサー、しし舞い、棒術、その他民族芸能を地域毎にえりぬき一堂に集めて各々の地域の特性を披露し合い、青年の交流と組織の強化、拡大を図り併せて郷土の芸能、文化の保存に役立てることを目的として開催する。」

審査基準の表もあります。「隊形」の項目では、「伴奏者、楽隊、おどり手の人員編成が適当か」、「入退場、演技隊形に変化があり美的表現があるか」、「全体の統制がとれているか」を各5点、合計15点で審査することになっています。

このほか、服装は「民族衣装で品位があるか」、伴奏では「曲目は品位があり、なじみやすいものであるか」などが審査基準となっています。

 

「各市町村に所属する青年団体で1チーム50名以上で編成する」ことが参加資格で、上位3チームには賞金も授与された第1回中頭郡青年エイサー大会。どのようなチームが参加し、どのような結果になったのでしょうか。

 

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