沖縄諮詢会・沖縄民政府の会議録
琉球政府以前の行政組織の資料から、沖縄諮詢会・沖縄民政府の会議録を紹介します。
沖縄諮詢会の会議録の主な内容に、沖縄諮詢会委員による各地区視察報告、軍民連絡会議における地方行政機構構想、中央執行機構構想などがあります。
中央執行機構構想については、仲宗根源和の「米大統領の如き制度を採るや否やを考えてみたい」との発言記録や、
会議録 2 沖縄諮詢会 1945年08月-12月 資料コード: 0000072000
あるいは、比嘉永元の「沖縄に一つ憲法が米国と関連して出来ると思うからそれによって知事の権限が現われる」といった発言記録を見ることができます。
会議録 2 沖縄諮詢会 1945年08月-12月 資料コード: 0000072000
このほか、又吉康和が提示した「自治尚早論」
会議録 3 沖縄諮詢会 1946年 1月~3月 資料コード: R00160113B
米軍政府と沖縄民政府との関係をなぞらえた「猫ねずみ論」
会議録 4 沖縄民政府 1946年 4月 資料コード: R00160114B
なども見ることができます。
これらは、戦後初期の沖縄における政治状況を考える上での重要資料といえるでしょう。
【関連記事】沖縄県公文書館 > あの日の沖縄 > 1945年8月20日「沖縄諮詢会」発足