The Director’s Office, The Public Affairs Department（広報局局長室）「Miscellaneous Administrative Files, 1948-1970（総務雑書　1948-1970年）」のなかに、1958年12月、沖縄本島の2,100人を対象にUSCARが実施した世論調査に関する文書があります。全5巻にまとめられているこの世論調査の結果と分析から、第1巻の内容を紹介します。

『(0065-001) Okinawa Public Opinion Survey, Vol. I: Analysis of Results and Demographic Characteristics (Dec 1958).　沖縄世論調査　結果分析と人口統計学的特徴 第１巻』に記された調査項目は、「More Important Problems of Okinawa（沖縄の最重要課題）」「Feelings About U.S.（対米国感情）」などです。

「沖縄における最重要課題は何だと思うか」という質問に対する回答は、「Land Problem（土地問題）」が26％で最も多く、次いで「Reversion to Japan（日本復帰）」、「Economic problems（経済問題）」の順でした。

また、「Have you ever talked with any American servicemen?（米兵と話したことがあるか）」という問いには、32%が「Have talked（話したことがある）」と答えており、当時、約３割の住民が米兵と話した経験があったようです。