ハンセン氏病の話~リエ子の場合

資料:『リエ子の場合~ハンセン氏病の話』(R000000000)

琉球政府厚生局・沖縄ハンセン氏病予防協会が作成した冊子『リエ子の場合~ハンセン氏病の話』を紹介します。

 

この冊子では、ハンセン氏病に感染した主人公の女性・リエ子やその家族が、医師の説明を通じて、ハンセン氏病に対する理解を深めていく様子を、親しみやすいイラストで描いています。

 

ハンセン氏病は、遺伝する病気ではなく伝染病であること、特効薬があり必ず回復すること、仕事をしながら治療ができ、結婚もできることなどが説明されています。

巻末には、沖縄愛楽園の湊治郎園長による「ハンセン氏病、七つの誤解」があり、遺伝病だと信じられていること、容易に伝染すると考えられていること、強制的に隔離されてしまうと考えられていることなど、7つの誤解について解説しています。

 

そのうえで、「沖縄ではハンセン氏病は、決して稀な病気ではありません」、「大事な初期症状は、皮ふの知覚麻ひ」で、「この時期に治療が開始されれば全く理想的で、100パーセント治ります」と結ばれています。

 

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