琉球政府の広報番組「政府の時間」
『広報活動に関する書類 ラジオ・テレビ放送 1962年度』琉球政府計画局広報課 (R00001380B)
総務局 渉外広報部広報課のシリーズ「広報に関する書類」から、琉球政府の広報番組「政府の時間」に関する文書を紹介します。
『広報活動に関する書類 ラジオ・テレビ放送 1962年度』 (R00001380B)には、琉球政府の広報番組「政府の時間」に関する契約書、放送原稿、番組表などが綴られています。資料年代は1961年から1962年です。
1962年度の「政府の時間」は、ラジオ沖縄で毎週月曜日の午後8時15分から30分まで、RBCでは毎週金曜日の午後7時30分から45分までの15分間放送されていました。ラジオ沖縄、RBCともに、年間52回の放送が予定されていました。 |
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番組表
お酒に関する「政府の時間」
1961年10月の「政府の時間」で、「お酒類を売るには免許がいります。」というラジオドラマが放送されました。
また、1962年6月の「酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する立法」(1962.6.7 立法第23号)、通称「酔っぱらい防止法」についての放送原稿は、アナウンサーと法務局長との対話形式となっています。
青少年保護・児童福祉に関する「政府の時間」
1962年4月に放送された「第一回青少年保護育成運動について」は、アナウンサーと内務局長との対話形式で、この運動の趣旨や効果などを説明したものです。
運動の目的として「犯罪や交通事故などを払いのけて明るい環境、住みよい社会をつくり、そのなかで青少年の教育、保護および福祉の増進をはかって、その健やかな成長を見守っていこうとする」ことなどを挙げ、「第1回青少年保護育成運動が単なるお祭りのような行事として終わることのない」よう、これからも青少年問題の「解決に邁進したい」と結ばれています。 | ![]() |
同年5月に放送された「児童福祉週間運動」は、ホームドラマ風に仕立てられています。