南方同胞援護会~『日本領土のしおり』

吉田嗣延文書の「南方同胞援護会_調査広報関係資料」から、南方同胞援護会が発行した小冊子を紹介します。

南方同胞援護会が1965年9月に発行した『09:日本領土のしおり』(0000096492)は、日本の領土問題として、沖縄、小笠原、北方領土について解説したものです。

冒頭の「日本の領土問題」には、「わが国の領土でありながら戦後日本の統治権の及んでいない地域は、沖縄、小笠原と北方領土に区別されるが、それらの領土は、正式な条約によって国際法的に分割を規定されたものではなく、法的にも、歴史的にも、レッキとした日本領土なのである」と記されています。

 
沖縄については、「地理と法的地位」、「歴史」、「基地と経済」、「祖国復帰運動」の各項目について取り上げています。「祖国復帰運動」の項目には、次のように記されています。

「戦争で大打撃を受けた沖縄が、今日の状態にまで復興したのは注目に値するが、もちろんそれには、日米両国の援助が大きな力となっている。しかしその反面、住民の間に広がる貧富の差が甚だしいことも事実である。そして何といっても、異民族によって統治されていることからくる不自由や不満、不安があることも事実である。そこに沖縄住民の、祖国日本への復帰を望む声が起こってくる。」

 

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