儀式及び褒章に関する書類(1)興南高校野球チーム歓迎式

『興南高校野球チーム歓迎式書類』琉球政府総務局渉外広報部渉外課(R00000536B)

総務局渉外広報部 渉外課「儀式及び褒章に関する書類」から、興南高校野球チーム歓迎式についての資料を紹介します。

1968年、興南高校が夏の甲子園で県勢初の準決勝に進出し、ベスト4に輝きました。『興南高校野球チーム歓迎式書類』(資料コードR00000536B)という資料では、「興南旋風」という言葉を残したチームの“凱旋”を称える式典やパレードの計画をみることができます。

下の文書は、1968年8月31日の那覇港埠頭で行われた歓迎式典実施計画案の一部です。午前10時に接岸する場合の案で、このほかに午前10時半、11時、11時半に接岸する場合の案も作成されていました。歓迎式典と街頭パレードの分刻みのスケジュールが組まれています。

  

  

 

琉球政府職員は、華やかな式典を裏方として支えました。この文書は「明日の仕事」と題された職員の備忘録です。救急車や医師・看護婦の手配から、リボンへの氏名記入、横断幕の配達まで、細かな仕事がメモされています。

 

 

歓迎式典にかかる費用のうち、琉球政府は約630ドルを負担したようです。この文書は、式典後に作成された経費の支出伺いです。

 

【関連記事】

儀式及び褒章に関する書類(2)「慰霊の日」

儀式及び褒章に関する書類(3)キャラウェイ高等弁務官の歓迎パーティー

沖縄公文書館 >あの日の沖縄>1968年8月31日 興南高校野球部が甲子園から凱旋

上に戻る