1963年(昭和38年)1月
異常寒波に襲われる

 

1963年1月、沖縄を異常寒波が襲います。

 

琉球気象台が作成した『異常気象報告』の「沖縄における寒害」の項目には、「とくに1月4日から吹出した寒波によつて沖縄では7日に今年最低の7.4℃が観測され、また月平均気温は12.4度、月平均湿度は56%となつた。とくに月平均気温12.4℃及び月平均湿度56%はともに明治23年以来の最低となつた」と記されています。

『気象報告 1963年第1~3号 1964年 1965年1・2号 1966年第1~3号』(R00006825B)

【関連記事】資料紹介 > 異常気象報告

 

 

1963年(昭和38年)3月
キャラウェイ高等弁務官が沖縄の自治は神話であると演説する

 

1963年3月5日、キャラウェイ高等弁務官は、米軍後援によるアメリカ留学経験者の親睦団体である金門クラブにおいて、沖縄が独立しないかぎり、沖縄の自治権は神話であると演説して物議をかもしました。
 

右は、沖縄県祖国復帰協議会(復帰協)による「公開質問状」です。復帰協は沖縄の日本復帰を期して1960年に結成された団体で、質問状では、「自治権の拡大を無視して、直接支配を強化しようとする弁務官の態度は許さるべきではありません」などと批判しています。

『陳情関係書類 1963・1964年 』(R00000869B)

 

1963年(昭和38年)8月
定期船みどり丸が沈没する

 

1963年8月17日、那覇泊港から久米島に向けて出港した定期船みどり丸が沈没しました。

 

この事故では、80名以上もの人々が命を落としました。

『旅客定期航路事業現況、みどり丸遭難事故について みどり丸関係資料』 (R00070013B)

 

【関連記事】
資料紹介 > みどり丸の沈没
沖縄県公文書館 > あの日の沖縄 > 1963年8月17日 みどり丸沈没事件

 

上に戻る