1958年(昭和33年)2月
沖縄社会党が結成される

 

1958年2月、沖縄社会党が結成されました。

 

右は、沖縄社会党の結党届です。

 

沖縄社会党は1958年1月の那覇市長選挙で当選した兼次佐一らを中心に結成され、4年後の1962年2月には、日本社会党沖縄県本部となりました。

 

『政党に関する書類 1958年 結党届9-1』(R00000462B)

 

 

1958年(昭和33年)3月
第4回琉球立法院議員選挙が実施される

 

1958年3月16日、琉球立法院議員の第4回総選挙が行われました。

 

有権者数は426,084人、投票者数は341,911人で投票率は80.24%でした。

 

これまで立法院議員選挙は3月に行われ、議員の任期は4月1日から2年後の3月31日までの2年間でしたが、この第4回選挙で選ばれた立法院議員の任期は4月1日から1960年11月30日までの2年8カ月でした。第5回以降の立法院議員選挙は11月に行われることになります。

『選挙結果調 1969年 立法院議員 行政主席 群島知事 群島議会議員』(R00000621B)

 

1958年(昭和33年)5月
第2代高等弁務官にブース中将が就任する

 

1958年5月、第2代高等弁務官にドナルド・P・ブースが就任しました。

 

ブース高等弁務官の在任中には、通貨のドル切替や、宮森小学校への米軍ジェット機墜落事件などがありました。

 
  米国民政府布告第5号 「高等弁務官の就任(ドナルド・P・ブース中将」『米国民政府布告/Civil Administration Proclamation 1957年~1972年 第001号~第027号』(RDAP000034)

 

1958年(昭和33年)9月
琉球列島の法定通貨がB円からドルに切り替わる

 

1958年9月、高等弁務官布令第14号「通貨」によって、琉球列島における唯一の法定通貨は、B円からドルに切替わりました。

 

高等弁務官布令第14号「通貨」『高等弁務官布令/High Commissioner Ordinance 1957年~1969年 第001号~第063号』(RDAP000030)

 

 

【関連記事】資料紹介 > 布告・布令・指令等(7)通貨の変遷~ドル切替

 

1958年(昭和33年)10月
守礼門が復元される

1958年10月、守礼門復元期成会によって首里城守礼門が復元されました。

 

1933年に国宝に指定された守礼門は、沖縄戦で破壊されてしまいましたが、守礼門復元期成会は総工事費23,406ドルをかけてこれを再建しました。
再建された守礼門は、「公共のために保存する記念物及重要文化財として永く保管」していくため、琉球政府に無償譲渡されました。
『行政主席施政方針 1958年 その他』(R00000915B)

 

【関連記事】

資料紹介 > 復元された首里城守礼門

歴史年表 > 1957年3月:園比屋武御嶽石門が復元される

 

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