“一括払い”の現況~布令164号の限定付土地保有権

吉田嗣延文書の「南方同胞援護会_対米折衝関係資料」から、沖縄における軍用地料の一括払いに関する調査資料を紹介します。

 

軍用地料一括払方式関係資料 沖縄における「一括払い」受領状況』(0000095112)に、「沖縄における所謂“一括払い”の現況」という1958年3月に南方同胞援護会が作成した文書があります。

琉球列島米国民政府 (USCAR) の布令第164号「米合衆国土地収用令」(1957年2月23日公布) に基く米国による限定付土地保有権の取得(地料の一括払い)について、「今後の推移が憂慮されている」と記されています。

 

布令第164号に基いて収用された土地などの坪数や補償額などをまとめた一覧表です。

告知第1号(1957年5月4日)は、那覇市の1,551筆、256,253.19坪を収用するとしたものですが、これは那覇港湾(那覇軍港)一帯にあたるエリアです。これらの土地に対する補償額は、417,919,331.80円(B円)と記されています。

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