平均寿命は先進国家なみ~第1回「琉球生命表」
『琉球生命表 第1回1959年3月』琉球政府企画統計局企画調整課(R00009557B)
企画局統計庁の「生命表の作成に関する書類」から、「琉球生命表」を紹介します。
『琉球生命表 第1回1959年3月』(R00009557B)には、1959年3月に発表された第1回「琉球生命表」に関する文書が綴られています。生命表とは、特定の年齢層や性別に対する死亡率や平均余命を示すものです。この簿冊によると、戦前の日本では国勢調査を行った年度(5年ごと)に生命表が作成され、沖縄も本土と同水準にありましたが、戦後、日本から分離されて米国統治下におかれたことで日本とは著しい差が生じたため、沖縄独自の「琉球生命表」を作成することになりました。