利用者の声
2020/2/28-3/2 沖縄県公文書館移動展(与那国)でのウェブサイト紹介
2020年2月28日から3月2日に与那国で開催された沖縄県公文書館の移動展「沖縄県公文書館所蔵資料にみる与那国」の会場で、来場者の方にウェブサイト「琉球政府の時代」の紹介を行いました。その際に寄せられた声を一部ご紹介します。
・会場で展示された写真をみて、昔のことを思い出した。写真には知り合いが写っていて、昔の話しで盛り上がって本当に有意義な時間だった。「琉球政府の時代」の検索コーナーでは、昔話のように語られていた通称「ヘイズ道路」に関係する文書が公文書として残っているのにびっくりした。島の一周道路は、戦後アメリカ兵のジョン・J・ヘイズが、ブルドーザーでゴーっと地ならしをして作り上げた道路なんです。それは「ヘイズ道路」って呼ばれていて、もうそう呼ぶのは僕らの年代くらいじゃないかな。ヘイズ道路の起工、竣工時期、そして1958年には「ヘイズ道路一部回収工事に関する陳情書」という公文書まで残っていて驚きました。(元公務員/男性)
・サイトで与那国と検索すると、いろいろな公文書が残っていることに驚きました。なかでも「市町村議会結果報告 与那国町」には、「大浜当行頌徳再建趣意書」や与那国発電所からの陳情書など、興味深い公文書をいろいろみることができました。町史などの資料に使えそうです。
(公務員/男性)
・公文書の起案者名の箇所に、知人の直筆サインを発見しました。古い文書が残っていることに感激です。行政のお仕事で作成した一枚の文書が、歴史をつくることを実感できます。サイトで与那国に関する公文書を一枚一枚じっくり見てみたいと思います。(元公務員/女性)
・公文書が与那国島にいながら検索できるのは、とても便利です。米国軍収集資料もHPで公開されると、琉球政府とのつながりがわかってもっと便利になると思います。地域の子供たちや、一般の方々にむけたイベントを行っていますが、サイト「琉球政府の時代」を利用した歴史講座、平和学習講座ができそうです。一般の方には目録検索は難しそうですが、資料紹介や歴史年表で公文書が見られるのはすごく便利だと思います。(男性)
・与那国村が町へ昇格した公文書を見ました。当時の人口は5,719人とあったけれど、各地域から出稼ぎにきた人達など戸籍をもたない幽霊人口みたいな人たちがいっぱいいて、当時は1万人、2万人くらいの人であふれていたそうです。終戦後から約5年間の密貿易で栄えた頃の与那国の資料は少ないので、その時代を読み解くような資料がサイト「琉球政府の時代」にあるかもしれないので、帰宅したらPCでじっくり見てみます。(男性)