戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1949年03月22日 
(昭和24年)
会議名
部長会議 1949年3月22日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔議員動向〕

  三月二十二日(火)午前九時 部長会繰上げ出 席 志喜屋知事、島袋官房長、仲村、平田、公衛、石嶺(司)、又吉、安次富、柴田(工)、嘉手刈(経)、比嘉、当銘、古波蔵(文)各部長及其代理。
協議事項
 志喜屋知事
  軍政府との折衝報告。
 ◎財政部長に護得久様が後任となる。
  予算は二十四日迄で提出せよと。
  軍政府はもっと行政整理をせよと。
  裁判関係の人事については委員会でも組織して適材適所の人を得る様にせよと。
 島袋官房長
  軍連報告。
  南大東の麦が害虫のため食糧に困って居る。救済を乞ふ。
  カナダから米国の弗と交換してなら沖縄に送金が出来る。
  為替受取人はM・Gの出納係将校を指定人とする。
  知事より労務課の予算は軍負担に願ひたい。
  昨日議員の仲宗根様外三名から知事も一緒にグリーン大佐を訪問と来たが、知事は断った。
 志喜屋知事
  議員には二十五日の会議には出席した方が沖縄のためよいと思ふ。
 仲村部長
  スキウス保安部長から呼ばれて、与那城村で起った暴動は許すべからざることである。言論集会があるが、米国の温情に甘へて逸脱なことをすると軍から停止をしやうと思って居る。
  結局軍は恩情につき上って居ると見て居る。
 當銘部長
  予算は一億五千万円にして居るが、軍としては負担に堪へないと見て居る。
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