戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年12月03日 
(昭和23年)
会議名
部長会議 1948年12月3日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔特別売店〕

  十二月三日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比嘉、又吉、山城、當間、漢那(衛)、伊藝(工)、宮里、仲村、粟國(通)の各部長及代理。
  欠 席 前門・當銘両部長。
協議事項
 島袋官房長
  軍連報告。
  慶良間のクバ島に日本人の機械があるが、之を住民が動かして居るから取らない様にせよとの注意をせよと。
  上本部村は三、五〇〇人の立退き移動と、軍政府も凡ゆる手をつくしたが望みがないと。
  村の意向として住民は各村の親戚を頼って行くかも知れないからよろしくお願ひすと。
  知事から食糧及資材の補給及軍用地が決ったら知らして貰いたいと請願した。
  社会事業部昇格の件。
  補給庁は民政府管轄課ではないかと訊かれた。
 當間部長
  民海運課を廃せよと内々話があった。
 山城部長
  各部の権限機構を判然としたい。
 島袋官房長
  各部の意見を徴しませう。
  東京に貿易庁設置申請中(マーテン中佐談)。
  在日沖縄資金で沖縄に物資を入れたいと。
  特別売店をやめて民俸給者は俸給統制を解きたいと。
 宮里(貿易)
  若し特店を設置しなければ輸入物価を上げないで俸給を二倍にすれば、特店は設置しなくてもよいと知事から陳情されたい。
 島袋官房長
  主要物資を報告せよと。
 志喜屋知事
  海外からの報告。
  布哇キリスト連盟から山羊五〇〇頭を送ると(沖縄復興布哇キリスト後援会より)。
  比嘉善雄氏、仲村信義氏、喜屋武氏よりの報告。
  通信部は小包を早く配布する様注意されたい。
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