戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年07月09日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年7月9日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔市町村制・パイプライン敷設〕

  七月九日(金)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉局長(通訳)、仲里課長。
  軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  市町村長からの配車の件却下。
 ◎當間重剛氏、経済部長認可。
  琉球列島経済会議開催の件。
  七月十九日午前十時軍政府に於て各政府は三人乃至五人経済通の職員を出席せしむること。
 ◎市町村制。軍政府総務部、民政府総務・司法部と協議の上出来た。知事が公布する。
  台湾帰還者の金の取扱につきラブリー少佐は如何に処置したかを記したものを又吉部長から関係者に通達されたい。リース中佐からも同様通知す。
  立法機関に関する件につき通貨切替のため協議を延期す。案は八月九日迄に提出されたい。
  交通事故。
  知事は毎月の月報を期日迄に提出されたい。
  大城巡査の弔慰金を日本時代と同様に支払はれたいとのことであるが、軍司法・財政部から民政府職員の死傷等につき調査記録して置くこと。
  軍労務手当と同様にしたい。
  那覇・嘉手納間に燃料用のパイプを敷設するが、其の事業に邪魔にならぬ様、又立退きをする所もあるが、注意しても守らないから知事から各市町村長に注意し、住民に了解せしむる様されたい。
 ◎情報資料は通貨切替で多忙だから一週間後に出す。
  那覇アニーパイル付近は解禁になるや否や。
 軍政府
  其土地は補給部長チエース大佐が払下げ、約八〇〇人程を収容すると云って居る。
  那覇付近の解禁は今の所困難になった。
 志喜屋知事
  一哩を中心とする建物禁止の地図を戴きたい。
 軍政府
  ライカムから未だ判然としたことが来ない。
 志喜屋知事
  中城泊部落に比島人が侵入して、傷害事件を起して居る。
  那覇市が図書館を設置したいとのことで、コンセットの払下げ方をお願ひしますと。
 軍政府
  現在の所見込みありませぬ。
 志喜屋知事
  勝連の平敷部落(人口一七〇〇人程)にホワイトビーチから水を分与通水して貰いたいと。
 軍政府
  其水はMGの船の給水用だが係に話して見ます。
 志喜屋知事
 ◎與儀達情氏の妻子は布哇に居るが、呼寄で渡航出来るか否や。
 軍政府
  領事に訊ねて見ます。
 志喜屋知事
  デリー沖縄の機械類の払下げ方を願ひます。
 軍政府
  軍政府が払下げたら、民政府に払下げた方がよい。
  ホートン氏に相談します。
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