戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年06月18日 
(昭和23年)
会議名
部長会議 1948年6月18日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔研究生・留学生他〕

  六月十八日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、又吉、大宜見、比嘉、石橋、屋嘉、仲原、山城、平良、宮良、宮里(財)、宮里(貿)、玉城、仲村、平田の諸部長及代理。
協議事項
 島袋官房長
  軍連報告。
  財産管理課の設置十二万五千円軍支出と。
  沖縄近海の沈没船は米人会社が買ったから住民は手を触れるなと。
  在日沖縄人の預貯金、保険等を払下げて沖縄の銀行に封鎖されたい。
  酒造につき副長官の指令を発せられたい。
  盲教育のため在日高橋氏が沖縄に来たいとのことだが来ることが出来るや否や。
  何故沖縄へ日本からの小包輸送が出来ないか。
 山城部長
  米留学生の件報告。
  研究生 島袋(教)、瀬長(農)。
  留学生 葉山(経)、伊藝(物理)、長嶺(経)。
  ララからの贈物に対する御願(軍連へ)。
 大宜見部長
  予防注射は一〇〇%にせよとマック司令部からの命令である。
  民政府職員も未了者はやられたい。
  構内の便所の掃除、修理等をやられたい。
 志喜屋知事
  公衛・官房・工務打合せて便所の修理をやられたい。
 比嘉局長
  読谷の食糧停止報告。チェース大佐の命である。
  ドラム罐掘取りに労務者が出動せないとのことである。
 山城部長
  高嶺の与座に水を分けて貰いたいとの陳情(軍連)。
 仲村部長
  泡瀬の米人住宅からの盗難事件の報告。
 志喜屋知事
  財政部は財産管理課設置の件早く提出されたい。
 比嘉局長
  知事から副長官宛の書類は副長官の次に主管部長を記入されたい。
 志喜屋知事
  羽地の大シッタイ〔湿帯〕の新崎氏が国有地十九町歩を開拓したが、今は羽地村有であるから羽地村が取上げるとのことで陳情を提出して居る。
上へ戻る