戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年05月25日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年5月25日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔議会権限・刑務所移転〕

  五月二十五日(火)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉局長。
  軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  酒造と税に関する件。酒は個人企業にして課税す。
  帰還者所持金交換済の分を報告せよと(交換したものはスタンプを押した)。
  六月分の油類の配給の件。
  宮城嗣吉氏への書翰(ストワート文教部長より)。
 軍政府
  土地の値段の調査進捗をリンベー様より急いで貰いたい。
  団体で戦没者墓参詣の件クレーグ大佐に未談。
  知事公選の件の回答はクレーグ大佐から受取次第上げます。
  復興費支払の件は各部と打合せ中である。
  ララ代表者を置かれたいとの件は軍社会事業部からも要求があったが常置の人は居ないと。
  台湾帰還者の換金の書類はリース様が東京へ持って行った。明瞭な回答が得らるだらう。
  沖縄議会議員選挙に関する件は書いてある。五、六十の関係のあることを書いてある。
  議会の権限は全琉球同じくなければならないから各政府から案を提出して見る。
  最初の案は七月二十六日迄に提出されたい。
  八月の初旬に四政府の委員が集って統一した案を作る。議会の権限を作り其次に選挙法を作る。二週間毎に進捗状態を私に報告されたい。進捗状況により四政府の会合をやりたい。
  マック司令部に報告し許可を得次第促進したい。
  知事から連絡会に提出する各部の件は各部で交渉し解決の出来ないものを連絡されたい。
 志喜屋知事
  新垣武久氏の手紙によると日本政府も沖縄を援助してよいとのことであるから、在京沖縄人連盟から沖縄救済をお願ひし出来たら輸送は軍にお願ひすと。
 軍政府
  貿易庁で調した結果日本には物資がないとのことだがマーテン経済部長を通して調査させて見ます。
 志喜屋知事
  アニーパイル付近の建物で指令に反するものに対しては指示されたい。
 軍政府
  よろしい。
 志喜屋知事
  刑務所移転につき来る土曜日スキウス様と会見するが軍政府の意見に説得したいと思ふ。
 軍政府
  経済に乏しく資材のない時は経費のかゝらない方がよいと思ふ。
 志喜屋知事
  車の件でアンダーソン様と会見しました。
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