戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年01月09日 
(昭和23年)
会議名
部長会議 1948年1月9日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔学制実施・選挙〕

  一月九日(金)午前十時
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、又吉、当山、比嘉永、比嘉秀、安谷屋、宮里(貿)、玉城、當銘、石嶺(司)、宮良(工務)、西平(補)、糸数(商)、宮里(財)、護得久、高嶺(警)、平田、安里(文)、山城、大宜見、稲嶺(社)、仲原(開拓)。
協議事項
 島袋官房長
  軍連報告。
  大東の燐鉱の件。
  文化部のガラスの件。
  民政府男職員にも被服特配の件。
  情報資料の件(題目を軍政府へ提出)。
  留学生に関する指令を発せられたい。
  財団沖縄にある預貯金送付は困難。
  保険及預貯金の証書を取纒められたい。
  台湾帰還者所持金交換の件。
  ラヂオ受信器調査の件。
  日本との小包送付の件。
  薪炭は農連のみでなく他の会社にも輸送させる。
 志喜屋知事
  薪炭輸送は農連のみでは出来ないと云ふことを文書を以て提出して貰いたい。
 比嘉永部長
  事実は薪は他の会社方面で輸送して居るから文書は必要ないではなからうか。
 志喜屋知事
  然らば此の部長会で、文書がなくとも将来差支へない様に致すことにしますが如何ですか。
 全部長
  異議なし。
 島袋官房長
  与儀試験場の耕せない部分は民間に耕作させてよいと。
 比嘉永部長
  総合試験場としてやって居るから事実は狭い。
 島袋官房長
  中央銀行の件。
  大東燐鉱の件。
 護得久部長
  債券、保険、郵貯預金等の現物(証書)を集めることになって居る。
  戦災保険法によると賠償額が八億乃至十億に上る。
 山城部長
  六・三・三の学制は御了承を願ひたい。来る四月から実施します。
 宮良課長(工務)
  ガソリン抑制による車輛配車の件。
  一月二日再びガソリンの規制。
  ヂープ一日四ガロンが昨日八日には三ガロンになった。
  ジープ一〇四台が現在四五台。
 大宜見部長
  種痘とチブスの予防注射を行ふ。
  結核療養所は金武に設置す。
  眼鏡二五〇〇到着。
 山城部長
  日本留学生に関する件。
 又吉部長
  軍政府から選挙は如何するかとの問に、市町村長は二月一日、市町村政議員は二月八日に施行すと。
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