戦後初期会議録

組織名
沖縄諮詢会
開催日
1945年09月27日 
(昭和20年)
会議名
軍政府・市長会議 1945年9月27日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍政府・市長会議

 九月二十七日(木)
 市長側
  漢那市長、宜野座市長、古知屋市長、久志市長、瀬嵩市長、辺土名市長、石川市長、古謝市長(代理仲泊氏)

 軍政府
  任命すべき役員。
   助役。
   八つの課長。
    庶務課、産業課、財政課、教育課、社会事業課、衛生課、工務課、労務課。
  小さい市では課を兼務することが出来る。
  軍政府の希望は沖縄人の責任が重くなることである。
  沖縄のことを考へて適当な人物を任命して貰いたい。
  市会議員は兼務することは出来ない。
  助役以下の課長を早く任命せよ。
  書記は市長が任命す。
  市長は班を調査して決定しなければならない。本部半島に移動するから其所は現在の班でやり、分け変へる所は分け変へる。
  班長選挙を行ふこと。
  新しい区は区域の将校と諮って決定せよ。
  瀬嵩のやうな小さい部落は区になる。
  宜野座や惣慶等はいくつかの区に分ち、一人の区長を代表にし、其の代表区長が軍政府との責任を持つ。之は軍政府の政治部長と相談して決定す。
  区長の選挙は新しい班長がやる。
  区長が一部落に二、三人居る場合は区長同志で代表を決める。
  区長は市長が承認す。
  区事務所の書記は区長が任命す。
 横田石川市長
  警察、教員の任免は市長が中央に上申するや否や。
 軍政府
  之は移動後に決め今は現在のまゝでやって置く。
  移動希望者を調べて隊長に提出しなさい。
   (元の住所を調査すること)
  之を軍政府に行き、諮詢会の仲宗根社会事業部に廻る。
  移動先を先発隊が行って調査する。
  老人・子供は乗車することが出来るが、其の外の者は歩行すると思へ。
  市長、助役、課長は履歴書を提出して貰いたい。
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