戦後初期会議録

組織名
沖縄諮詢会
開催日
1945年09月19日 
(昭和20年)
会議名
諮詢会協議会 1945年9月19日 目録詳細 画像を見る
議事録
諮詢会協議会 〔選挙状況〕

 九月十九日(水)午前八時。
 全委員出席。
選挙状況視察報告
 松岡委員
  辺土名地区の状況報告。
  市会議員は小選挙区にして二十五人選出する事になっていた。
 仲宗根委員
  田井等地区の報告。
  平尾氏選挙長となる。
  五十三人の立候補あり。
  隊長の命により屋我地、瀬底は除外した。
 護得久委員
  知念方面の報告。
  十八日の朝まで締切して居なかった。
  報告外に、通信不充分とのことで一六〇〇通発送したが六通しか受信して居ないと。
 前門委員
  漢那、大浦崎方面の報告。
  漢那は立候補多いため活気を呈してゐた。
  古知屋地区は割当制を採る状況であったから一般投票にせよと注意を促した。
 糸数委員
  漢那は二人の女子立候補があった。漢那十四人、銀原十六人の立候補であった。仲田伝造、嘉数両氏が選挙事務を掌っていた。
 比嘉委員
  大浦崎の報告。
  本部十五人、伊江二人、久志小四人、辺ノ古二人、今帰仁三人の各候補、移動後は如何になるかと。
  諮詢会で決定して欲しい。
  職員の兼務は如何と。
  丸本中尉も軍として兼職は出来ないと。
 仲宗根委員
  次の質問を受けた。
   1、警察制度は如何になるかと。
   2、教育問題はないが如何にするかと。
 委員長
  教育問題も時折討議する様にと。
 安谷屋委員
  瀬嵩は二十七人の立候補があった。
  現当局者が失職する場合の対策を乞ふと。
  移転問題につき諮詢会で御援助を乞ふと。
 前門委員
  食糧が八勺に減されたと。
 仲宗根委員
  羽地でも七勺に減されたと。
  今後は地区隊長と本部との交渉により配給すると云ふことを回答して貰いたい。
  車を沖縄にも残して輸送に支障なき様上申して欲しい。
 山城委員
  古謝地区は定員だけで無投票になる様だと。
明二十日の選挙視察。
  南部 平田、安谷屋、山城、大宜見の四委員。
  東海岸 仲宗根、知花、糸数の三委員。
  西海岸 志喜屋、前門、仲村の三委員。
午后一時再会。
   志喜屋、松岡、又吉、仲宗根、仲村、糸数、前門、安谷屋、知花、比嘉、大宜見の諸委員。
   公用他出 山城、護得久、當山、平田の諸委員。
協議事項
 一、大浦崎に於て四人の立候補押への件につき。
 一、内容聴取の為め、大宜見、又吉、仲村、前門の四委員。
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