戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年08月09日 
(昭和21年)
会議名
部長会議 1946年8月9日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔軍政府移転報告・貿易〕

  八月九日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、當山、護得久、當銘、玉城、安谷屋、大宜見、平田、山城、石嶺(司法)、島袋、久場(商部)、仲宗根(総務)、仲村、比嘉の諸部長。
  欠 席 松岡部長。
協議事項
 志喜屋知事
  軍政府の移転報告及民政府も移転しなければならない様な話であるが而し副長官は未決定である。
 又吉部長
  軍政府は移転するが、民政府も移転せよと云はんばかりである。民政府の移転は職員の住宅が困難と思ふ。
  石川から東恩納まで通勤して居るから、知念に移ったら志喜屋、百名、新里方面からも通勤することで出来るだらうと云って居る。
 大宜見部長
  移る間暫く此所に居て各部連絡を取って車の便を計ること。
 護得久部長
  トラックを連絡車に願って定期の往復に使用す。
 志喜屋知事
  今日の連絡会議には薪、水の件につき話しますか。
 仲村部長
  中央都市になる所に置いたら如何?
 志喜屋知事
  東恩納の住宅は中止するや否や。
 當山部長
  中止がよい。
 志喜屋知事
  今日の連絡会議に、
   一、皆様早く移転したい考へである。
   二、薪及水はどうなるかを質すこと。
 大宜見部長
  何も確答する必要はない。研究させて貰いたい。
 松岡部長
  只官吏としてはよい場所だが果して民衆政治に適するや否や。首里・那覇に計画した方がよい。知念は場所としては高台でよい。
 志喜屋知事
  結局移転しますから促進する様にしますか。
 全委員
  異議なし。
 當山部長
  商務は中央倉庫を置かず直ちに各村に配給したら如何。
 志喜屋知事
  國場幸太郎氏とウイルソン中佐が非公式に面会をした。両氏の面談内容報告。國場氏は沖縄で働きたい。如何に軍政府と話をつけたらよいか。
 護得久部長
  國場氏は日本と沖縄と連絡を取って両方で仕事をさせた方がよい。
 志喜屋知事
  沖縄、大島、先島と貿易するとバーターする物品は如何なるものか。
  又日本、台湾との時の貿易するバーターの物品は如何なるものか。各部から官房に提出されたい。
 護得久部長
  先島、大島と密貿易をやって居る様だが警察部で厳重に取締られたい。
 比嘉部長
  民政府で生産物の割当及抑制を臨時処置として方法を講ぜられたい。其の方法に二つある。
   一、国頭方面には赤点は配給しない。
   二、価額、例せば藷の値段は村長間に於て融通する。
 志喜屋知事
  明日農・水・財・工務・商・警・総・法の会議を午前九時から開きます。
 前門部長
  密航船の没収状況報告をなす。
 志喜屋知事
  復興計画の軍政府の回答を報告す。目下審議中とのこと。
  八、九月が大事な時期だから急ぐ様にお願ひした。
  大東島の開発及石橋氏を任命するから各部共良役人を遣す様に願ひたい。
  工業では知念辰井氏が長となって三〇人程行く。
 仲宗根(総務)課長
  元在台の八重山出身の官吏が東京に行きたい(俸給や其他の関係で)。
 志喜屋知事
  沖縄の官公吏も日本政府に請求する権利があるが如何にするか考究する必要があると思ふが。
  日本からハガキで沖縄に通信が出来る様だが沖縄からも出来るや否や質して見ますか。
 大宜見部長
  布哇からP・Wが通信する金銭も所持して居ないが救済する必要があると思ふが如何?
 志喜屋知事
  通信部に無料でお願ひしたい。
 志喜屋知事
  八重山の人々は上京許可するや否や。
 全委員
  許可に異議なし。
 志喜屋知事
  沖縄からも上京させますか。
 全委員
  上京させることに異議なし。
 志喜屋知事
  本日軍政府に質します。
 島袋官房長
  官房で官公吏恩給関係を調査する。
 志喜屋知事
  吉田氏は今なら預貯金は取れるが、遅れると日本同様になって取れぬかも知れないがと云って居るが。
 護得久部長
  戦災保険の事だらうと思ふ。
  興銀預金者は取れ得る(将来は)。
 山城部長
  日本在住の学生に送金する方法を講ぜられたい。
 護得久部長
  保護者を失って学資に困って居る学生について民政府としても考慮されたい。
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