戦後初期会議録

組織名
琉球臨時中央政府立法院
開催日
1951年06月26日 
(昭和26年)
会議名
立法院本会議 1951年6月26日
議事録
立法院本会議会議録
        第三十日目

 一九五一年六月二十六日(火曜日)午前十時三十分開議

議事日程
 一、常任委員会委員選任の件

○議長(泉 有平君) 本会議を開きます。おはかりしたい事は立法院規則にも謳われていますが第三章に委員及び委員会という条があって既に提出済みの立法院規則が大体承認が得られたら計劃された六つの委員会が常設されるということになるわけです。この間セーハンが来た時にこれについて触れましたらもっと多くあってもよいじゃないか。然しその内容については異議はないということでありました。次々と関係問題も出てくると思いますので差当りこの委員会を非公式に出発させて後で公式なものにもって行くという行き方が将来のために好都合と思いますのでこの六つの委員会をこの際つくりあげて委員もそれぞれのメンバーを選任するというようにしていきたいですがどんなもんでしょうか。
○松田賀哲君 結構でしょう。
○議長(泉 有平君) そういうように御諒承いただきまして早速委員の選任にとりかかりたいと思います。それに例の立法院規則によりますと「常任委員は会期の初めに選任し参議在任中その任にあるものとする。参議は少くとも一個の常任委員となる。」そして各委員会には委員長を置くことにして委員長は委員で互選するということになっています。それでまず委員の選任方について御協議願いたいと思います。
○田畑守雄君 それはこの前のなんで議長に一任ということにしたでしょう。そして委員長だけ互選ということで…。
○議長(泉 有平君) いや、あれは、只の話合いですよ。どういう具合に致しますかね。選挙、推薦、指名と三つの方法が一応考えられると思いますが…。議長の指名ではいけないでしょうか。
  (「異議なし」の声あり)
○議長(泉 有平君) では指名さしてもらいます。行政法務委員に城間参議、嘉陽参議、與儀参議、財政金融委員会の委員として冨名腰参議、祷参議、松田参議、商工委員会の委員として松田参議、與儀参議、城間参議、資源委員会の委員として吉元参議、大濱参議、田畑参議、文教厚生委員会の委員として大濱参議、吉元参議、祷参議、運輸通信委員会委員として田畑参議、嘉陽参議、冨名腰参議、以上のように御諒承願います。よろしくお願いします。
○城間盛善君 第一はなんですか。
○議長(泉 有平君) 行政法務委員会です。委員長の選任をなるべく早くお取計らいたいと思います。これについて何かお話しがありましたら出して下さい。
  (発言者なし)
○議長(泉 有平君) なかったらこれで閉会致します。
  (午前十一時十分閉議)

   本日の出席者
    議 長 泉  有平君
    参 議 松田 賀哲君
     〃  與儀 達敏君
     〃  城間 盛善君
     〃  大濱 國浩君
     〃  吉元 榮光君
     〃  嘉陽 安春君
     〃  田畑 守雄君
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