戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年06月14日 
(昭和21年)
会議名
部長会議 1946年6月14日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔食糧・俸給〕

  六月十四日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、又吉、比嘉、前門、當山、玉城、當銘、宮良(工務)、池原(衛生)、平田、山城、仲村、護得久、糸数(代理)、安谷屋(代理)。
  欠 席 護得久。
協議事項
 志喜屋知事
  報告。
  先島及大東行出帆の件。
  約十日間程食糧を半減にする(ワトキンス少佐の話)。
  裁判所長及専売局長出発の件。
  粟国への船は来る月曜日に出発。
 大宜見部長
  入院患者食糧食の件。
  現在は一般住民と同様に配給しているが、之に肉類を特配すること。
  二、〇〇〇カロリーは配給したい。御協力を願ひたい。
  屋我地のレプラと村民とのトラブルの件につき説明す。
 志喜屋知事
  屋我地の愛楽園のトラブルは両人呼んで調定すること。
  昨日陸軍の将校が来て居たが、移動に大分関心を持って居た。
  数字的の計算を縦横から見て誤算なき様注意されたい。
 比嘉部長
  人口等も統計課を置いたら如何。
 志喜屋知事
  陸運バスにつき平尾氏が既得権を以て与へて欲しいと来ました。
  民政府の俸給が農民に対して高い様で済まない。
  又将来日本其他から帰還者が来たら失業者も溢れて困る時機が来る。
  案として俸給二八〇円に家族手当一人二〇円を支給したらと。確定の案ではありませぬが。
 當山部長
 ◎知事の意見に賛成。
 護得久部長
  緊縮政策状態。
 山城部長
  知事案に賛成。
  部内不平よりも農民救済方法を講ぜられたい。
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