戦後初期会議録

組織名
沖縄群島議会
開催日
1951年03月21日 
(昭和26年)
会議名
第6回沖縄群島議会(定例会)工務委員会 1951年3月21日
議事録
 第六回沖縄群島議会(定例会)工務委員会議事録
  一九五一年三月二十一日
  於 工務部
  午前十時二十分開会
○委員長(石原昌淳君) 只今から工務委員会を開会致します。全員出席であります。
 本日は議会から当委員会にその審査を付託されました沖縄群島陸運条例案を御審議願いますが議事の進め方についてお諮り致します。休会の上当局の説明を聴いてから本会議(ママ)に移りたいと思いますが御異議ありませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(石原昌淳君) 御異議ないと認めます。依って左様に決しました。休会致します。
  (十時二十二分休会)

  (十二時五分開会)
○委員長(石原昌淳君) 開会致します。沖縄群島陸運条例案を議題と致し質疑に入ります。
○新里銀三君 本案は非常に時宜に適した条例と思いまして早くこれが実施をしたいのが今の大体の気持になっておりますが、ただ今お互が休会中に論じました公安委員会と工務部の陸運課の権限問題についてはできるだけ早急に一元化して貰って管理を適正にやって貰うように当局に希望しておきます。更にもう一つはただ今論じましたところのトラック業者がバス行為をしている者につきまして急にこの法規を実施してやった場合は非常に一般の交通並びに建設面から意外に支障を来たすものと思いますのでこの点は特別な取扱いをして貰って、バス会社の車輛が不自由しないようになるまで自縄自縛にならない様に勘案して復興方面に努力して貰うようにしてこの案は、この二項を当局にお願いしまして原案通り可決して行きたいと思います。
  (「賛成」と呼ぶ者あり)
○委員長(石原昌淳君) 休会致します。
  (十二時十分休会)

  (午後一時開会)
○委員長(石原昌淳君) 開会致します。大体この条例も休会中に論議になりましたので、質疑討論も大体尽きましたので監督機構の工務部への一元化、運転手免許について民への一元化の要望、次に本条〓(ママ)の運用については本条例の目的に副い現在の実情に即して運用して貰いたい。車輛の不足が現在の陸運状況に於て産業の復興を阻み交通の不便を著しく阻害しているので、ガリオア資金を以て速かなる増強を図って貰いたいという四つの要望を条件として茲に質疑討論を省略致し原案の通り可決致したいと思いますが御異議ありませんか。
  (「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)
○委員長(石原昌淳君) 御異議ないと認めます。依って本案は原案通り可決致しました。尚要望事項と致しまして先程申述べました四つの事項を本会議への報告に附加えることに致します。
 これで閉会致します。
  (午後一時十分閉会)
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