戦後初期会議録

組織名
琉球臨時中央政府立法院
開催日
1951年04月02日 
(昭和26年)
会議名
琉球臨時中央政府立法院 1951年4月2日
議事録
琉球臨時中央政府立法院会議録

 一九五一年四月二日(月曜日)
 午後二時四十五分開議

議事日程
 一、議席の決定
 二、議事規則の審議
 三、副議長の選挙

○議長(泉 有平君) 会議を開きます。
 金城参議、城間参議は、欠けておられますが、大部分の方は出ておられますので、本会議と致します。
 今日の日程としては、「議席の決定」と「議事規則の審議」「副議長の選挙」の三つを挙げたいと思います。
 日程第一、議席の決定でありますが、議席をどういう具合にとり決めますか、御意見を拝聴致したいと思います。
○祷 清二君、冨名腰尚武君 籤抽きにしたらよいでしょう。
○議長(泉 有平君) 他に御意見がなければ籤抽きで決定したいと思います。
    抽籤
 抽籤の結果は次の通り
   一、松田 賀哲君
   二、城間 盛善君
   三、嵩原 重夫君
   四、冨名腰尚武君
   五、大濱 國浩君
   六、祷  清二君
   七、金城 金保君
   八、嘉陽 安春君
   九、田畑 守雄君
○議長(泉 有平君) 只今の抽籤の結果を以って皆様の議席と決めます。
○議長(泉 有平君) 日程第二、会議規則の審議でありますが、只今原案の持合せはありませんが、原案起草をどう致しますか。
○冨名腰尚武君 起草委員を挙げ、委員付託にしたらよいと思います。
○議長(泉 有平君) 委員は、どういう風に選定致しましょうか。
○冨名腰尚武君 議長一任。
○議長(泉 有平君) 御異議ありませんか。御異議がなければ、起草委員として嘉陽参議、大濱参議、冨名腰参議にお願い致します。
 議事規則の出来るまでの会議の運営は、諮詢委員会の運営規則によりたいと思います。
  (「異議なし」の声あり)
○議長(泉 有平君) 御異議ありませんから、その通りに致します。
○議長(泉 有平君) 日程第三、副議長の選挙に移ります。選挙の方法はいかが致しましょうか。
○祷 清二君 指名推選にしようや。
○冨名腰尚武君 投票にしましょう。
○大濱國浩君 六ヵ月交代は、どうですか。
○松田賀哲君 今の交代制はどうですか、考えれば良い様な気もするが。
○嵩原重夫君 発言する時は、番号を言って議長の許可を受けるのではありませんか。
○議長(泉 有平君) 諮詢委員会の会議のやり方を踏襲するのだから、それでよいでしょう。
○議長(泉 有平君) 副議長選挙は、投票に致しましょうか。
○祷 清二君 投票せんでもいいよ。
○嵩原重夫君 投票が正式だからやはり投票にしたらいいでしょう。
○議長(泉 有平君) 副議長選挙は投票に致したいと思いますが、御異議ありませんか。
○議長(泉 有平君) 御異議ないようですから投票に致します。無記名投票と致します。
 (副議長の選挙投票実施)
○議長(泉 有平君) 只今の投票の結果を発表致します。冨名腰参議三票、松田参議、嵩原参議、嘉陽参議、大濱参議各一票、計七票で冨名腰尚武君が副議長に当選決定致しました。
○議長(泉 有平君) 以上で本日の日程は終了致しました。次回は明三日午前十時より開議致します。本日は、これにて散会致します。
  (午後三時五分散会)

 本日の会議の出席者は次の通り
 松田賀哲君 嵩原重夫君
 冨名腰尚武君 大濱國浩君
 祷 清二君 嘉陽安春君
 田畑守雄君
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