- 組織名
- 沖縄諮詢会
- 開催日
- 1945年11月05日
(昭和20年)
- 会議名
- 軍民協議会 1945年11月5日
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- 議事録
- 軍民協議会 〔学校設立〕
十一月五日(月)午前九時。
出席 志喜屋、比嘉、大宜見、糸数、仲村、平田、前門、仲宗根、又吉、知花の諸委員。
公用他出 松岡、當山、山城、安谷屋、護得久。
軍側 コードエル大尉、ハセ中尉。
協議事項
軍政府
一昨日具志川迄で行って視察した理由は、
1、学校設立。
2、諮詢会の事務所移転。
当分の中石川の建物・住宅を使用した方がよろしい。
仲宗根委員
将来は住宅も移すや否や。
軍政府
其の通り。二ヶ月程の準備はかゝるだらう。
仲宗根委員
住民も移動するや、今の通り住民と一緒になるか。
軍政府
委員の家族・書記の家族も移す。
仲宗根委員
人民と共に住んだ方がよい。
軍政府
其地区は住民も移動するから住民と共になるだらう。
比嘉委員
石川の中学はどうなるか。具志川に移動したら其所から通学が出来るか。
軍政府
二ヶ月の事だから心配は入らない。
諮詢会の責任が重大になる。何故なれば軍本部の人員が少くなる。
学校の行政者が沖縄人の責任である。
学校行政の機構を作る。
機械の学校。番人や炊事人が入る。
教員・学生の入学に関する件。
次に学校は、
1、警察の学校。2、自動車修理学校。3、水産の機関の学校。4、鉄工場。5、大工(建築)。6、英語。7、教員養成所。8、電気技師の学校。9、諮詢会事務所。
現在の設備は学生に使用させる。
永久の建物を作る(之は諮詢会や教員用として)
仲宗根委員
何時から自動車で通勤するか。
軍政府
軍の引上げは十日頃だから多分本月十五日以後でせう。
保安部の学校や先生及生徒を決めるのは仲村部長です。
教員は山城部長、ハンナ大尉です。
水産の機関については糸数部長、生徒は何をするかを決める。
自動車修理、鉄工所、電気、大工は松岡部長です。
カールエル大尉も困ってゐる。
中央の行政を作りたい(此の中央行政とは学校経営案と思惟す)
学校を設立するために諮詢会で中央機構を作る。
大工、電気、鉄工所を建てる時にも色々の専門の知識が得らる。
軍政府
軍の設備、位置がよく変更するは之は当分の中であるからである。
将来の首府は将来の事です。
軍政府は当分の中状況を改め直す事である。而し将来の事も考へる。
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