戦後初期会議録

組織名

沖縄諮詢会

開催日

1945年09月24日　
（昭和20年）

会議名

諮詢会協議会　1945年9月24日 目録詳細 画像を見る

議事録

諮詢会協議会　〔県政機構〕

　九月二十四日（月）午前八時。
　出席　志喜屋、又吉、仲宗根、前門、平田、仲村、當山、安谷屋、知花、比嘉、大宜見、松岡。
　　公用他出　山城、糸数、護得久。
協議事項
　又吉委員
　　委員制にするか知事一人を置くか。
　大宜見委員
　　知事一人を置きたい。
　仲宗根委員
　　委員制を置く理由を説明す。
　又吉委員
　　此の知事問題は研究にしよう。
　松岡委員
　　米国の二院制の特徴を説く。
　　下院で練られる時上院の空気、其の傾向を見て是正する事にある。
　又吉委員
　　一院制にすると大人物を取落す恐がある之を補ふには二院制がよい。
　比嘉、大宜見、當山の三委員
　　一院制を主張す。
　委員長
　　上院は市長、代議員正副議長市議正副議長等で選挙したら如何。
　委員
　　特選議員（上院）は知事の任命にす。
　　代議員と特選議員の員数は四対一。
大浦崎の有志四人本部半島への移転促進陳情の為め来る。有志、山城氏陳情す。
　委員長
　　先日陳情書を戴きそれを丸本中尉に如何なる手続を取ったらよからうと尋ねたら「正式に公文書を出してないこと」を誰が然云ってゐるかと云ってゐた。