- 組織名
- 沖縄諮詢会
- 開催日
- 1945年09月05日
(昭和20年)
- 会議名
- 諮詢会協議会 1945年9月5日
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- 議事録
- 諮詢会協議会 〔地方行政〕
九月五日(水)午后二時開会
全委員出席
軍政府四人出席
一、軍政府 地方行政機構を講じ官吏責任の向上を計る。
二、総ての問題を解決するには早く地方行政を完備しなければならない。
1、地方行政を統一するにつき上陸前の行政を聞きたい。
2、現在各地区に如何なる機関があるかを聞きたい。
3、現在の機構について変化したることを知りたい。
4、上陸前県としては教育・警察は中央の権限内にあったとしても軍政府としては之を地方行政に入れる。
5、一応提出の行政案を読み揚ぐ。
6、市と村とに分つについて軍政府の考へでは市の下に置くや否や。
例せば羽地区域の如し。
又吉委員 軍政府のやうに市の下に村を置く。
7、軍政府 軍政府としては人口の如何に不拘。
8、石川の様にあると簡単の様に見える。
9、最と込み入った事情のある行政方面
例せば 宜野座・福山・惣慶の場合如何に統一するか。
宜野湾市
_惣慶区
_福山区
_宜野座区
軍政府 何故市長を選挙せずに推薦方法を採ったか。
選挙にして軍政府の承認を得る。
米・瑞は婦人参政権を認めた。沖縄は此場合亡くなった家族は意見を述べ度きや否や。
中佐の意見 戦前二十五年以上に与へた其れを広くしても狭くしたくない。労働者若者に参政権を与へない様になる(戸主に限るとしたら)。
軍政府 男子二十五才以上に参政権を与へ参政権なき者は家族の戸主にも与へる如何。
中佐の意見に対し如何に考へるか。
婦人参政権については次会に。
軍政府
助役外の役員は市長が選ぶか、民が選ぶか。
市に警務課を設く。
市に於て如何なる課が必要か考へて置く。
区長を選挙にしたら如何。
如何にして区長を選挙するか考へて置け。
明朝八時半から本日の協議を続行す。
午后五時より委員緊急会。
全員出席
行政機構について。
軍政府の地区市と一致する様にせよ。
○護得久委員
班長を選び班長は市長候補者を数名選んで人民に目標を与へる。
各班の人口を制限したら如何。
○比嘉委員
一班百人を基準とす。
市長は市議員が三人の候補者を詮衡す。
婦人参政権につき各委員意見を交換す。
結局婦人にも参政権与へるや否やにつき委員長採決に決す。
婦人参政権付与
賛成 十一人
不賛成 一人
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