戦後初期会議録

組織名
沖縄諮詢会
開催日
1946年01月14日 
(昭和21年)
会議名
諮詢会協議会 1946年1月14日 目録詳細 画像を見る
議事録
諮詢会協議会 〔俸給表・軍民協議〕

  一月十四日(月)午前九時半。
  出席  志喜屋、又吉、松岡、護得久、比嘉、糸数、平田、安谷屋、當山、仲宗根、大宜見、山城、當山(中途より)の諸委員。
  公用他出 仲村委員。 病欠 知花委員。
協議事項
 俸給に関する件。(十一時半再会)
 知事・部長・課長の俸給賞与及手当等の調査に関する件。(別紙印刷物)
  (午后二時)
  出席  志喜屋、又吉、松岡、山城、糸数、大宜見、仲宗根、比嘉、平田、安谷屋、護得久の諸委員。
  公用他出 仲村、當山両委員、前門委員(係将校と打合せ)
  軍政府 ワッキンス少佐。
協議事項
 軍政府
  仲村部長、山城部長の如き方は部長であって委員であるから定例会議には是非出席して貰いたい。
  各委員は部長になって沖縄の政治を取ることになるから力めて出席して貰いたい。
  定例会議は重要性を帯びて居るし又諮詢会の権威を高める事になるから外の将校が会に来ても会議外の時間で会って貰いたい。
  今日出来上って居るのは市町村行政、警察、水産、教育だが、次に来る組織は軍政府の命であるが而し諮詢会で決定したものが即軍命令になるから此の定例会議が如何なるものであるかを認識して貰いたい。
  諮詢委員の今日は重要を帯びて居ないが三百年前の米国を省るに諮詢会があったが現今の米国に比すれば内閣に相当するものである。英国でも然り。
  諮詢会が将来内閣に変るものと思ふから此の定例会議を重要して貰いたい。之は私(ワッキンス少佐)の考へである。
  各部の事務所は東恩納に確定した。石川から通勤することにする。
  仲村部長の警察本部は伊波の憲兵本部の所に造る事になって居る。
  演芸部員は火曜日に帰へして金曜日に家族を呼寄せる事にする。
  通信部の各局の紙類は地区隊長に請求して、若し無ければ諮詢会から請求する事にする。
 又吉委員
  當間重民氏は諮詢会に勤めさせたい。
 軍政府
  許可して上げる。
 比嘉委員
  米国の視察団が来るとのことであるが沖縄の養蚕とゴムの栽培を視て貰いたい。
 軍政府
  既に十日前視察して帰へった。
 志喜屋委員長
  ワッキンス少佐殿の今日のお言葉に感謝して居ます。次会からは時間通り全員出席します。カールドウェル少佐殿にもよろしく申上げて下さい。
 志喜屋委員長
  部長は兼務で諮詢会が主であるからワッキンス少佐の来るまでは全委員出席し又各将校との協議も見合はせらる様に願ひます。
 安谷屋委員
  産業視察報告をなす。
 山城委員
  教育課長会議の報告をなす。
 當山委員
  各陣地に於ける演芸大会の状況を報告をなす。
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