- 組織名
- 沖縄諮詢会
- 開催日
- 1945年12月12日
(昭和20年)
- 会議名
- 軍民協議会 1945年12月12日
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- 議事録
- 軍民協議会 〔連絡事項〕
十二月十二日(水)午后二時。
出席 志喜屋、又吉、松岡、山城、前門、糸数、大宜見、仲宗根、知花、平田、仲村、護得久、比嘉、當山の諸委員。
公用他出 安谷屋委員。
軍政府 ワッキンス大尉。
協議事項
當山委員
クリスマスに要する提灯の見本型三式提示す。
(ワッキンス大尉及全委員で批判鑑賞し一の形式〈円形〉に決定す)
軍政府
諮詢会から聴かれた食糧機構は軍政府に於て成案して其通り実行す。此案を委員長に上げるから、日本文に訳した後委員諸君は御覧下さい。
當山委員の云はれた映画の件はバビエイ氏に伝へてあります。
軍政府
土地所有権認定措置要項の英訳は出来ましたか。
志喜屋委員長
英訳せし該案を提出す。
軍政府
諮詢会から願出た委員の身分証明下付は一寸困難らしい。
理由・各担当将校が集って相談したが意見の相違があって纒らなかった。反対意見があったため当分見合せたらと。
身分証明のカードを発行したら濫用される恐れがあると。
行く目的がはっきりしなかった場合濫用される。
後一ヶ月程猶予されたい。
カードも出来て認証もされて居たが時機の来るまでまって下さい。
カード(証明)を持つことは私(ワッキンス)としては便利と思ふが、住民地区、軍地区と区域が判然とした時に上げることにする。忘れはしません。
平田委員の五台の車の注文は、三台でよいではないか。
平田委員
本島民に運転手経験者も居るが之等の中から運転手を詮衡されて貰いたい。
松岡委員
島民には二八〇人の運転手経験者が居るから其中から選んで欲しい。
軍政府
平田委員の推薦したい運転手名を提出して貰いたい。
平田委員
承知しました。
軍政府
来る二十日に催せんとする生活改善会(社、工、衛、文化の主催)を開いてどの程度の結果を斉すか。
仲宗根委員
米国より支給された被服等を如何にして改善すべきかを諮りたい。
食糧等も如何にして食べたら効果的であるかを研究したい。
家具等も支給されたものを如何に利用したら良いか、狭い住宅も如何に活用し其他衛生等も研究したい。
軍政府
会議であるか実習であるか。
仲宗根委員
実習でなく研究会である。
軍政府
打合せた結果は如何にするか。
仲宗根委員
研究した結果は軍政府を通じ地区隊長から各市長へと行き、それより一般住民に普及したい。
軍政府
二十日は延期して貰いたい。
腹案を作って貰いたい。
衣食住を一時にやるのは範囲が広いから其中の一づゝからやった方がよい。
仲宗根委員
承知しました。考へて置きます。
松岡委員
役職員の被服等配給願書にサインを乞ふ。
軍政府
数量の多いため一応了解を得てからサインします。
大宜見委員
屋我地島に食糧問題から住民とレプラとの間にトラブルが起って居るとの事であるから調査のため来る二十一日に私(大宜見)と仲宗根委員と當山委員三名行って二十二日に帰へりたいが。
仲村委員
古知屋から通訳として喜舎場氏を呼び、宜野座から奥ツヤ子を呼びたいが。
軍政府
相談します。
志喜屋委員長
久米島本島間の通信の件につき陳情す。
軍政府
近い中船で通信する考へである。
志喜屋委員長
本島内に居る久米島島民を帰へす陳情を提出す。
平田委員
久米島、慶良間、粟国、渡名喜行きの郵便物が石川局に滞留して居るから送って貰いたい。
軍政府
私(ワッキンス)も通信を受持って同じ悩みをしてゐる。
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