- 組織名
- 沖縄諮詢会
- 開催日
- 1945年12月07日
(昭和20年)
- 会議名
- 諮詢会協議会 1945年12月7日
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- 議事録
- 諮詢会協議会 〔土地所有権・移動・配給〕
十二月七日(金)午前九時。
出席 志喜屋、又吉、松岡、護得久、仲村、山城、平田、前門、仲宗根、知花、糸数、安谷屋、比嘉、當山、大宜見、諸委員。
公用他出 前門委員(中途より退席)。
協議事項
山城委員
アルファベットの教科書につき説明す。
書方は上から下へ、左から右へと記せば大抵間違はない。
當山委員
土地所有権認定措置法につき逐条審議をやったら如何。
志喜屋委員長
そんなら審議しませう。
又吉委員
村長とは現村長か戦前の村長か。
仲宗根委員
認定する時の村長でよいではないか。
(全委員、賛成)
比嘉委員
この措置法は規定で決めるより互に和解を以てやるべく主旨の本に作った。
(全委員、賛成)
松岡委員
学校関係と諮詢委員住宅とは如何なるか。
仲村、山城両委員と私が本部に詰め通しするが、さうすると委員とかけ離れるが如何にするか。
護得久委員
委員は暫く石川に居たら如何。
又吉委員
移転先の住宅の準備が整ふた後移転する事に今から軍政府にお願ひしたら如何。
志喜屋委員長
書記の家族も全部移す様にしたら其方がよいと思ふがお願ひしたら如何です。
本日其れにつき希望として申上げることにします。
當山委員
ハイスクールを作ってあるから学童も移せとの隊長の命で移動したが果して内実共に出来るや否やが問題である。
(午后二時再会)
軍政府ワッキンス大尉臨席。
志喜屋委員長
伊是名村長は現在居ましたからお願ひは取止めにします。
軍政府
○ハセ中尉が台湾まで行く事に希望して居るが然し確定はして居ない。
三週間後で分る。
○布告を徹底さすべく各地区隊長に来週火曜日に通達す。
○石川の諮詢会に居る役職員は中央倉庫から配給してよろしいとの許可を受けた。
中央倉庫は個人には配給せず団体に出る事になって居る。
要求する品は一週間に一回の程度で数多くはしない様にする。
物品は委員か書記かで責任を持って貰いたい。
来週月曜日には誰が其れを取扱ふかを報告して貰いたい。
○委員の身元証明書を来週上げることにする。
○古知屋から兼城村への移動が遅れたのは輸送の関係である。
輸送がつくと早く移動させると係隊長は云はれてゐた。
○仲村委員の車の願ひは出来てゐる(ケイラー隊長係)。
仲村委員
校長がケイラー隊長に聞いたら知らないと云って居たさうだが。
軍政府
プライス大尉に話してみます。
又吉委員
城間マネージャーは如何なるか。
軍政府
明日午前九時からローレンス大尉と護得久、知花、松岡、糸数、比嘉、安谷屋及委員長との小委員会を開く事になって居る。
志喜屋委員長
土地所有権認定措置法を示し来週月曜日に英文に翻訳して提出する事を約す。
配給機構案を提出す。
軍政府
ムーレー大佐の所に或地区隊長から書面が参って居るが其れは諮詢会が或地区の問題に邪魔をしてゐるとの事である。
抗議の要点は読んで居ないだらうと思ふ。其は幸である。
詳細の状態は知らないが調査して見よう。
諮詢会の或部から市の部に直接命令的に行ったのであらう。
安全な方法は諮詢会はワッキンス大尉からカールドウェル大尉へと通じて行った方がよい。
諮詢会としても正式の道を踏んで行った方がよい。
又軍政府からもあーせこーせと伝へるから。
志喜屋委員長
田井等市から各市の配給状態を調査しに武内氏が来た事を述べ、調査の結果該市は悪かった。
軍政府
原因は何所にあるか。
松岡委員
如何なる理由で配給が少いか。
志喜屋委員長
明六日の法務部員会は本日の車の都合で延期します。
同会は来る十三日(木)に延期します。
委員全部具志川に移りたい。
當山委員
映画の件につき述ぶ。
軍政府
係将校に話して見る。
志喜屋委員長
ワッキンス大尉との連絡会は月水金午后二時からでするか。
軍政府
然り。
白石書記
書記の住宅問題につき打合す。
志喜屋委員長
中央倉庫より配給は白石氏にお願しましたからと紹介す。
(全委員賛成す)
松岡委員
請求の文は私が記して社会事業部と連絡を取る。
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