戦後初期会議録

組織名
沖縄諮詢会
開催日
1945年12月06日 
(昭和20年)
会議名
諮詢会協議会 1945年12月6日 目録詳細 画像を見る
議事録
諮詢会協議会 〔配給・土地所有権〕

  十二月六日(木)午后二時。
  出席  志喜屋、又吉、松岡、護得久、仲宗根、平田、大宜見、知花、比嘉、仲村、當山の諸委員。
  公用他出 山城、安谷屋、糸数(水産主任会)、前門(法務事務)。
  田井等市役所 屋部社会事業課長、武内財務課長臨席。
協議事項
 志喜屋委員長
  田井等市の報告をお願ひします。
 武内課長
  昨五日田井等市区長会議に於て、ショウランド及ニコラス大尉臨席し、ショウランド曰く「三ヶ月前から生産を勧めてゐる。何時補給が絶つか分らない。敗戦国に配給するしないは吾々の勝手である」と。各地の配給状況を見て悪ければ配給をするとのことで調査に参った。若し之で行はなければ又諮詢会のお力願ひをします。
 屋部社会事業課長
  田井等、辺土名は配給が悪いが之を全島統一して貰いたい。
 仲宗根委員
  市長会に於て食糧は地区隊長の責任だと云って居る事を記憶されて貰いたい。
  精神を据えて緩急よろしきを以て迫って欲しい。
 屋部課長
  各市共配給は平等になる様諮詢会にお願ひします。
 武内課長
  配給の少きため風俗の乱れ盗難も頻々として起って来る。
 志喜屋委員長
  武内氏が事情を訴へに来て居た事を軍本部の将校に話してよいか。
 屋部・武内両課長
  各市の配給調査や陳情に参って居た事をお話して下さい。
 比嘉委員
  土地所有権認定措置要項につき説明。
  別紙要項を逐条朗読す。
 仲村委員
  今までの法律が習慣法として認められた民法としたら認定委員会に異議申立ては出来ないか。
 比嘉委員
  之を特別法としなければならない。
  (全委員、此案に賛成)。
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