戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1949年05月13日 
(昭和24年)
会議名
部長会議 1949年5月13日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔軍情報部との会見報告〕

  五月十三日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、島袋、護得久、又吉、比嘉、山城、平田、柴田、池原(衛)、安次富、仲村、石嶺(司)、富名腰の各部長及代理。
協議事項
 比嘉局長
  軍連報告。
  通信部長から通信部は三〇一人でよい。
  陸運隊長から公営バスは七九人でよい。
  軍政府の要人に贈物や送迎会等を催すことは、民財政上の事情から止められたいと。此件は南北琉球の交際費の予算を見てでせう。それを戒しめる為めでせうと。
  平尾様・石垣様・宮城様・久保田様達が公営バスを民移管にしたいと。軍は早晩民営になるが一応研究して見ると。
  陸運隊長と協議の結果(アンダーソン氏)、軍器で車は民移管は出来ないと。他日は民営になるだらうが分らない。近き将来は見込みがない。
  知事から民政府は暴風前七月の始め頃までは移転したいと。軍政府は副長官に相談して見ると。
  十三日に第三回目の山羊を迎へた。
 島袋官房長
  本日午後三時からスミス中佐・モーバリー様・シャープ様・アンダーソン様の送別会を開く。
  民政府移転につき住宅は成るべく自身で交渉されたい。住宅敷地は与儀試験場を交渉したい。委員会を設けて交渉したい。
  議会の時職員の傍聴を遠慮されたい。軍から見たら職員が遊んで居ると見られる。
 富名腰課長
  軍情報との会見報告。
   1、軍は人員淘汰をして居るとのことだ。
   軍政府
    財政部は知らない。労務に聞かれたい。
   2、第一種・第二種の労務賃金が相違があるが。
   軍政府
    労務が知って居る。
 ◎議員が徴税に関し軍民両政府の財政に混乱をさせんとする者が居る。グリーン大佐は之等に対しては研究をして居る。
 ◎各界から一九四八年度の免税陳情が来て居るが研究中である。
 護得久部長
  予算に対する説明。
 志喜屋知事
  此の予算案を成立させますか。
 又吉部長
  一応之を通過させたい。
 池原課長・安次富部長
  賛成を表す。
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