- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1949年04月22日
(昭和24年)
- 会議名
- 部長会議 1949年4月22日
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- 議事録
- 部長会議〔人員整理・知事選挙運動・軍政官府設置〕
四月二十二日(金)午前九時
出 席 志喜屋知事、又吉、島袋、仲村、安次富、護得久、伊藝(工)、当間、比嘉、前門、山城、平田、池原(衛生)各部長及其代理。
協議事項
島袋官房長
各部隊長と民各部長との定例会見はよい。事務上の打合せならよい。但し其時の打合せ事項はミラー中佐に報告されたい。
政策上の件及外の部に渉る件は知事を通して軍政官に通ずること。
山城部長
軍でも各部に通達して纒めて知事に通じられたい。
島袋官房長
軍連報告。
伊江島の爆発犠牲者賠償は軍司法部に民司法部を通じて各個人から提出せよ。
日本から新聞・雑誌購入方を請願す。
比嘉局長
知事・グリーン大佐会見報告(最後の連絡会議)。
民政府の予備費三、八〇〇万円。
地方分与金はいらない。
人員整理は断行しなければならない。
グリーン大佐
時間制をやったら如何。
一四〇〇人は淘汰しなければならないだらう。
民の税減を考へて整理せよ。
志喜屋知事
整理はするが民政府を運営する最低の職員は居なければならない。
職員の給料を二倍にして一月以前の物価に値下げされたい。
グリーン大佐
そんなことはできない。(以上)
軍連報告。
農連・水連は法人なりや否や。
林道・防風林の件、復興予算から支出されたい。
富名腰課長
軍情報課との会見。
知事選挙運動について。
軍の意見。知事立候補はよいが運動は選挙の告示が出てからでなければ違反であると。
仲村部長
伊江島の人身売買の件。
此の件は布告違反であると。
記
一九四九年四月二十二日(金)
四月十一日付を以て軍政府に於ては新に沖縄軍政官府を設け、民政府創立以来軍政府総務部長(副長官代)と知事と毎週二回の定例連絡会を開いたが、四月十八日(月)の軍連会議を最後に同連絡会議は閉止になった。
今後は軍政官と随時に打合はすことになって居る。
尚副長官(グリーン大佐)と知事と毎月一回の会談があったが、之も四月二十日(水)を以て閉止になった。
経済連絡会議は当分継続する。
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