戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1949年03月16日 
(昭和24年)
会議名
軍民連絡会議 1949年3月16日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔大東燐鉱・台湾貿易の件・雑貨〕

  三月十六日(水)午前十時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、当間部長、比嘉局長、富名腰課長。
  軍政府 マーテン中佐。
諮詢事項
 軍政府
  Signor(ハーバー女史後任)。
  経済会議はシグノアー様がやって居る。
  去る金曜日はM・Gに居る沖縄人に経済につき話した。
 志喜屋知事
  民政府部・課長にも経済事情を話されたい。
  来る二十一日市町村長会があるが、其時経済財政につき話して貰いたい。
  大東の燐鉱は如何なりましたか。
 軍政府
  順調に採掘して居る。
  燐鉱九トンから肥料一トンしか出来ない。成るべく沖縄で製肥したい。
 志喜屋知事
  新年度から補給物資の量は如何なるか。
 軍政府
  東京から専門家によると農耕をよくやれば現在の半減(六〇〇万弗)でよいだらうと。而し旱魃・降雨の関係もあるから余分に持たなければならない。
  一〇四五弗を要求して居る。
 志喜屋知事
  沖縄・台湾間の貿易を何等かの方法で出来ないものでせうか。
  沖縄からの見返へり品は帽子等もあります。
 軍政府
  三週間前台湾の主席と政府と政府間で交渉して居るが、未回答である。
 志喜屋知事
  日本から雑貨物資が沢山来るとのことであるが、之は特別売店のみのものか又は村売店にも行きわたるか。
 軍政府
  多量に来ることになったから今後どしどし来る。
  而し村売店まで行きわたることは未だ判らない。
  一ケ月十万弗を予想して居る。
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