戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1949年03月11日 
(昭和24年)
会議名
定例部長会議 1949年3月11日 目録詳細 画像を見る
議事録
定例部長会議〔議員総辞職〕

 三月十一日(金)午前九時
 出 席 志喜屋知事、島袋官房長、仲村、宮里、富名腰、大宜見、石嶺(司)、粟國(通)、安次富、嘉手刈(経)、又吉、比嘉、文教、伊藝(工)、宮里(財)、前門の各部長及代理。
協議事項
 軍連報告
  軍カンパン食費一日一人四円。
  飛行機への投石はやめよ。
  議員の総辞職につき、グリーン大佐は四度も否と、同大佐から新垣登太氏への書簡の控を渡す。
  中城々址にコンクリートの演壇を作り度い。
  南北琉球には米物資値上げの指令が発せられたか。
 比嘉局長
  グリーン大佐と知事との会見報告。
  沖縄議会の沿革を聴取す。
  議長の件、副知事の議長の件。
  総辞職の理由。
  民政府の不信任、議決機関の件。
 グリーン大佐
  民政議員及知事選挙を遅らすことになる。
  物価値上げの件は市町村長議員の陳情の結果と云って居るが、彼等が来た時は既に指令を発した。
  以上。
 志喜屋知事
  物価値下げは陳情が来たから値下げしたのではないと。
  議員の総辞職が知事議員の選挙促進とすると却而遅れることになるからと云ふことを住民に知らされたい。
 島袋官房長
  當銘部長から、予算は一億二、三千万円で止めたいと。
 宮里課長(財)
  税制案を報告す。
 比嘉局長
  軍政府で聞いたこと。
  住民を集めて演説することは止めないが、而し復興を遅らすことなれば軍も考へなければならないと。
 志喜屋知事
  民政府を攻撃してはよいが、而し軍の取りよう如何によっては反米思想と思はれない様に注意されたい。
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