- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1948年12月30日
(昭和23年)
- 会議名
- ウエッカリング准将と知事との会見 1948年12月30日
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- 議事録
- ウエッカリング准将と知事との会見
十二月三十日(木)
於軍政府
准将
東京で沖縄の人々が活動して居る。琉球舞踊も見た。
志喜屋知事
在日沖縄人が世話になって感謝して居ます。
准将
神山様や比嘉様とは親しくして居る。
志喜屋知事
四年計画につき官民挙って軍に進言する様に計画して居ます。
准将
大いにやって呉れ。二月はワシントンに三月迄滞在し四、五月頃に全琉球列島を一ヶ月の予定で視察します。之等の資料を以て議会へ予算獲得に行く。
知事から先に色々の要求があったが、それは此次に相当確実な回答が出来るだらう。目下研究促進中である。而し問題によっては帰属が判らなければ発表出来ないものがある。
志喜屋知事
陸空軍の使用地が未決定のため、屡々居住及耕作地の立退きがあって住民は困って居る。可及的速かに軍用地を明示して貰いたい。
准将
総司令部で研究中で七、八月後には判明するだらう。
志喜屋知事
然うなれば住民も安心して一層働くことが出来、増産も出来ると思ふからよろしく御願ひします。
准将
土地に関しては既にA・C・Aで所有権認定調査をやって居ると思ふが、賠償及再分配のことは民政府で調査研究立案をしなければならないだらう。
吾々一行は三十一日に出発の予定である。
志喜屋知事
全琉球一円の知事を置くと新聞にあったが。
准将
帰属が判らないからはっきり云へない。帰属が決定したら全琉球の知事を置きたい。
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