- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1948年11月03日
(昭和23年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1948年11月3日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔自由経済・通貨縮小〕
十一月三日(水)午前十時
出 席 志喜屋知事、又吉部長、比嘉局長(通訳)、富名腰課長。
軍政府 マーテン中佐(経済部長)、ウイルッツ中尉。
諮詢事項
軍政府
特別売店の指令はイーグルス少将から発す。
現在の価格の八割を上げ得るか否か研究中である。
特別配給の範囲は村吏員も居るし広範囲に亘るから、特別売店設置につき研究されて、経済部を通じ知事の意見を述べられたい。
◎自由経済になると物価が高くなるから税収も多くなり、民財政部も収入が増すから其時は賃金や俸給も上げるべくイーグルス少将は研究されて居る。
◎東京の貿易連絡事務所長はウイルッチ氏がなった。
日本から褒賞用物資を入れて軍労務者や民政府職員にも其物資を与へたいとイーグルス少将は研究されて居る。
志喜屋知事
通貨を縮小する考はありませぬか。
軍政府
通貨縮小は財政部で考究中である。或時期にインフレーを停止する方法は考へて居る。
貿易庁の代表四人を送り日本から物資を入れる。
経費の都合上在京中の比嘉良篤氏・屋宜憲三氏等を働かす様にする。
◎日本では弗も使用されないから、沖縄の在外資金を日本から取ってそれで物資購入をしたい。
◎切手蒐集者が居るから沖縄の切手を各国に宣伝して弗の収入を増したい。
◎七種の切手を一部として五弗で売ると五万弗の収入はあると思ふ。
志喜屋知事
日本に在る在外資産を琉銀で調査して居るから、御利用を願ひます。
軍政府
私とアクトン中佐、ウィルッツ大尉と三人行って日本政府に当って見ます。
◎三菱内十一室に琉球貿易庁を設置する。
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