戦後初期会議録

組織名

沖縄民政府

開催日

1948年10月29日　
（昭和23年）

会議名

軍民連絡会議　1948年10月29日 目録詳細 画像を見る

議事録

軍民連絡会議〔民政府職員特別売店設置・津堅島〕

　　十月二十九日（金）午後二時半
　　出　席　志喜屋知事、島袋官房長、又吉部長、比嘉局長（通）。
　　軍政府　マチウス大尉、吉弘女史。
諮詢事項
　軍政府
　　政府が琉銀から借款する件。
　　衛生規程。
　　アルゼンチンへ出発した人名。
　　奥田巌氏の連絡事務所許可の件。
　　交通事故。
　◎数日前国務省からの電。比嘉善雄氏の滞在差支へなきかに対し、軍政府は差支なしと回答を発した。
　◎久米島の無電の件は未だマック司令部から波調につき返事がない。返事があれば一、二日には取付ける。
　◎伊江島・本部間の海底電線の件は、ワイヤーが入手次第着工する。
　◎グリーン大佐から、民政府の職員は軍労務者と同様特別売店を設置する。
　　近い中自由販売にすると指令を出す。俸給は現在通りで品物を低廉で売ることにすると。
　軍政府
　　結婚・離婚人口の調査報告を提出されたい。
　◎津堅島の戦前の職業・人口・土地の状況は如何なるものであったか。
　志喜屋知事
　　職業は半農半漁。
　　人口　二〇〇〇人程。
　　土地　良地（大根類がよく出来て本島に移入して居た）。
　志喜屋知事
　　消耗品は最小限度である。
　　泊高橋で池原〇〇（十八男）なる者が溺死せんとする所を救助したとのことで、御礼の伝達を願ひます。
　◎アルゼンチン行きの大里村の人々が旅費払込んであるが、何とも通知がないとのことだが御調査を願ひます。
　軍政府
　　一、二ケ月中に八重山移民の件で調査に行きたい。
　　民政府からも推薦されたい。
　◎豚輸送で来た布哇の一行は出発延期（期日不明）。
　志喜屋知事
　　トラックに轢殺された馬の賠償の件は調査中である。