戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年10月12日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年10月12日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔東風平移動解禁・伊江村爆発事件〕

  十月十二日(火)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉局長(通)。
  軍政府 フライマス氏、吉弘女史(通)。
諮詢事項
 軍政府
 ◎布哇の更生会のキリスト連盟から暴風見舞の電報。
  交通事故の件。
 ◎東風平移動解禁の書類。
  渡米出来る人の氏名――日本経由。
  グリーン大佐は東京に行かれたが、キーリング中佐に会はれるか。
 志喜屋知事
  会ひます。八時半に参上します。
 軍政府
  アルゼンチン行の人名調査。
 志喜屋知事
  ウエッカリング准将が来られた時、八重山移民を奨励されたが、それよりも南洋移民希望者が多いから御願ひします。
 軍政府
  南洋も沖縄も米国軍政府下にあっても国務省の関係であるから、平和会議が終了しなければ帰属問題もあるから困難でなからうか。領事が来たら聞いて見ます。
 志喜屋知事
  中城の伊集、和宇慶、南浜及西原の移動の件陳情。
 軍政府
  軍総務部からも願ったが、家族部隊から一哩以内とのことで許可出来なかった。
 志喜屋知事
  日本から沖縄に来る郵便料を日本同様に取扱って下さるれば、新聞雑誌も多量に来ると思って居ますが。
  朝鮮への郵便料は日本同様だとのことですが。
 又吉部長
  伊江島の爆発事件で十人の軍労務者(伊江島の人)が犠牲になったが、軍から其慰藉料を出して貰はないでせうか。
 軍政府
  労務傷害に其件はないか調査して見ます。
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