戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年10月08日 
(昭和23年)
会議名
部長会議 1948年10月8日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔暴風被害と食糧難〕

  十月八日(金)午前十時
  出 席 志喜屋知事、又吉、島袋官房長、平田、松岡、宮里、柴田、警察、富名腰、当間、山城、當銘、比嘉、大宜見の各部長。
協議事項
 志喜屋知事
  各部の事務所の割当は如何するか。
  財政部未定。
  (軍政府を借りるか、会議室か、キリスト連盟のコンセットか)
 大宜見部長
  倒壊家屋に補助を与へられたい。
 松岡部長
  一軒二、二五〇円であるが。
 大宜見部長
  職員の勤務は忠実にされたい。
 志喜屋知事
  責任者は勤務時間中残ることにします。
 島袋官房長
  被害報告は情報課で纒めることにします。
 山城部長
  軍政府の話によると、海外からララを通じて来た受取人特定の人のものでも一般に配給して居たが、今度は受取人へ渡すとのことである。
 大宜見部長
  学校でクレオン三十円で売って居るが、其金は如何するか。
 山城部長
  調査します。
 比嘉局長
  英語人一割増俸の件。基準は会話・通訳・翻訳の出来る人。
 前門部長
  官庁の修理費は工務部にありますか。
 松岡部長
  予算を流用することが出来る。
 志喜屋知事
  暴風の為め食糧難を見通して居るが、之の対策は如何すればよいか。
 伊集補給庁長
  コザ倉庫は破壊されて被害がある。
  救済用食糧として十月分は無償配給する。
  現在の食糧は一六五日分保有して居る。
  尚近く一万トンのメリケン粉が来る。
  砂糖は一ケ年半分ある。
  知事からグリーン大佐へ御礼を申上げられたい。
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